MAR Craft Service モル クラフトサービスは「ものづくり」を主とした活動をしています。
単にものづくりといっても多岐にわたり、様々なモノを作っています。
立体造形物への彩色(ペイント)、立体造形物そのものの制作、それらの情報発信といったアートな方面もあれば、
昆虫飼育用品(特に成育に大きく関わるもの)の設計・製造・販売という実用方面のものづくりも。
・・・と堅苦しい話はここまでにしましょう。ここからはモル クラフトサービスの”カオス”を覗いていきましょう。
Miniature Painting ~ミニチュアペイント~
モル クラフトサービスを知ったきっかけがミニチュアペイントの方は多いと思います。
当方がペイントを始めたのは自身の原型への彩色がきっかけ。
造形に優れたものが多いミニチュアモデルはペイントすることで更に魅力が増します。けれどもペイントは難しそう・・・
そんなあなたをサポートするのが「ミニチュアペイント代行」です。
当方のモットーは「相互理解」にあります。ご依頼の際にはイメージを相談し、それにマッチしたペイントを提供します。
個人の方はもちろん、製品サンプルなどもお受けできます。【作品例:フロストグレイブ2022年新作キットの彩色】
費用面においてやや高額と思われるかもしれませんが、様々なケースに対応できますのでまずはご相談ください。
Modeling and etc.~造形とモルクラフトサービスのあれこれ~
ペイントを始めたきっかけは造形。では造形を始めたきっかけとは?
それは元々趣味としていた昆虫飼育(カブトムシクワガタムシの飼育)から始まりました。
メカニカルで機能的な造形の昆虫。それを育てていく中で”用品の機能性”にも着目。
最初は既製品の改造などから始まり、やがて自身で設計した用品を3Dプリンターで作るようになりました。
ここが”実用面”での造形を始めるきっかけになったのです。
ご存じの方も多いかと思いますがカブトムシクワガタムシは幼虫から蛹を経て成虫になります。
蛹になる際には自ら部屋を作って変態しますが、ここに介入する手段のひとつに「人工蛹室の使用」があります。
園芸用のスポンジ材を切削して理想形の蛹室を作り、そこで変態させるというものです。
しかし従来のこの手法には再現性に難がありました。というのも手作業で切削して作るため、
安定した形状で量産するには型紙などを使用しても飼育者の練度が必要でした。
既製品のスポンジや押し型なども存在しましたが、サイズの刻みに乏しかったり形状面での難があったり・・・
そこで当方が制作したのが「人工蛹室凸型」です。
3Dプリンターによる製造で、小ロットかつ多様な形状やサイズへの対応を実現したのです。
様々なユーザーが様々な個体を人工蛹室凸型を使った蛹室で成虫にしました。【特設ページ(準備中)】
再現性の高い飼育は更なる良個体へのアクセスに繋がります。
現在では幼虫飼育時の環境を意図した形に維持するための用品も開発しています。
昆虫そのものの造形美にも惹かれ、デジタル造形による昆虫の立体化をするようにもなりました。
昆虫は実物が存在するため3Dスキャンで起こすことも多いかと思いますが、当方ではゼロからモデリングしています。
その種がもつ(誰も手にしたことがないような)稀なる理想の形状を表現するには結局手作業で起こすほかないからです。
(スキャン原型を改造する手法もあるとは思いますが、機構面はそれでよくとも外見は新造部が占めるのではとも)
大手専門店に居た頃には実際に作った原型からガレージキットを販売していました。
今では昆虫に限らず様々な造形や彩色といったものづくり全般に取り組んでいます。
そして2022年、それらを統合した「モル クラフトサービス」として新たな歩みを始めました。
今後も様々なサービスや商品を提供していく所存です。